グローバル・イノベーション・ファームのI&COは、創業160年を超える総合酒類メーカーの明利酒類株式会社(本社:茨城県水戸市)が「高藏蒸留所 TAKAZO DISTILLERY」から新たに発表するウイスキーのブランディングを監修しました。世界でジャパニーズウイスキーの人気が高まる中、これまで多くのグローバルブランディングを手がけてきた実績を活かし、新たに発売するニューボーンの「高藏 REBORN」および「PURE MALT」シリーズのネーミングとボトルデザイン、リーフレットデザインを手がけ、60年ぶりの再開となるウイスキー製造への挑戦を後押しします。
「高藏 REBORN」「PURE MALT」シリーズ誕生の背景
明利酒類は創業直後の1952年より、創業者の加藤高藏氏と職人たちがウイスキーの製造に挑戦していましたが、1959年に火災で工場を消失して以降その取り組みを断念していました。しかし2022年に再び免許を取得し、創業時の思いを継承して名付けた「高藏蒸溜所」にてウイスキーの製造を再開。先人の想いと技術を引き継ぎながら、水戸のテロワールを活かしたフルーティーなウイスキーを探求し続け、この度の新商品発表にいたりました。
こうした背景の中I&COは、60年ぶりの再開となるウイスキー製造への想いを形にする商品「高藏 REBORN」、および「PURE MALT」シリーズのネーミングとボトルデザイン、そしてウイスキー製造への再挑戦を伝えるリーフレットのデザインを手がけました。
独自のフルーティーさを目指して開発されたウイスキー
「高藏蒸留所 TAKAZO DISTILLERY」で造られるウイスキーは、同社のフラッグシップ商品の一つである「百年梅酒」が染み込んだプラムワイン樽をはじめ、バーボンやシェリー、ラム、ミズナラ樽を使用した試作を繰り返し、独自のフルーティーさを目指して開発されました。中でも特徴的なのは、明利酒類の看板商品である百年梅酒を熟成したプラムワイン樽。 芳醇な梅酒の香りが染み込んだ樽での熟成により、日本ならではのフルーティな味わいの骨格がつくられます。600 種類の商品を手がける明利酒類の知見を活かし、個性豊かなウイスキーを造っています。
伝統と革新の融合を形にするブランディング
「高藏 REBORN」の名は、明利酒類におけるウイスキー製造の再生・再出発を象徴するとともに、日本のクラフトウイスキー界における新たな挑戦を表しています。ボトルにはブランド名を書であしらい、蒸留所の歴史と伝統を体現しました。
「PURE MALT」シリーズは、伝統的なウイスキーの文脈に現代的なトーンを融合。「TAKAZO PURE MALT PLUM WINE CASK FINISH」では製造の要となったプラムワイン樽のフルーティな風味と味わいを、「TAKAZO PURE MALT MIZUNARA CASK FINISH」では日本固有のミズナラ樽が醸し出す深い味わいを、それぞれボトルデザインに表現しています。
創業者の名を冠したニューボーン。明利酒類のフラッグシップ商品である「百年梅酒」を熟成させた 、プラムワイン樽の原酒を中心にブレンドを構成。 香りはプラムの軽やかさ、味わいはレーズンのような甘みで始まり、最後にスパイシーな味わいも感じられます。
・出荷開始日:2024年10月1日(火)
・内容量:200ml
・アルコール度数 : 50%
・製造本数 : 限定 5,730 本
プラムワイン樽の原酒を大切な構成原酒の一つとしてブレンド。「百年梅酒」の樽が育んだフルーティな甘味とバニラの香りが特徴です。
・出荷開始日:2024年10月1日(火)
・内容量:700ml
・アルコール度数 : 46%
ジャパニーズウイスキーを象徴するミズナラ樽をファーストフィルで贅沢に使用し、熟成。水戸のテロワールが醸し出す深い味わいや、フルーティーな甘みとスパイシーさの絶妙なバランスが特徴です。
・出荷開始日:2024年冬以降
・内容量:700ml
・アルコール度数 : 46%
一部の商品は、数量限定で下記ホームページからご購入できます。お届け日は発売開始日以降となります。数に限りがございますこと、ご了承頂けますと幸いです。
明利酒類「高藏蒸留所 TAKAZO DISTILLERY」ホームページ
http://www.meirishurui.com(明利酒類コーポレートサイト内)
60年の時を経て再開した高藏蒸留所。「高藏 REBORN」と「PURE MALT」シリーズは、その歴史とこれから発展する未来をつなぐブランドです。「高藏 REBORN」は力強い書をあしらい蒸留所の伝統を示し、「PURE MALT」シリーズでは今後の可能性を示唆するホワイトスペースを大きく取り入れ、ブランドの本質を体現するデザインを目指しました。